2010年12月18日
写真:私のお気に入りのスポットの一つ…自宅屋上。六本木ヒルズが見えています。
360度よい眺めです。ちょっと方向を変えれば、東京タワー、青山のあおのビル、渋谷方面ではセルリアンタワーにマークシティ、新宿方面は都庁に名前の知らない超高層ビル群。そして冬の晴れた日には遠くの山々に加え富士山がかろうじて見えています。表参道でこの景色……この辺りもすっかり様変わりをして、最近では空き地や空き家も多いですが、この景色を見る度に、私はまだまだここで頑張ろうという意欲が湧いてきます。
夏の神宮外苑の花火大会の特等席でもあります。今年は海外にいて見逃しましたが、
2011年はここで友人達と楽しみたいと思います。
今回はドイツ滞在許可証収得についてお話しますね。
現在の事は知りませんが、私がドイツに移る当時は、ドイツ滞在許可証収得には、多くの書類が必要となり大変でした。その中でも無犯罪証明書の提出も必要でした。日本国で犯罪を犯したことが無いという証明書。警視庁に行き、慣れない場所でウロウロしていると、「指紋を取るんだから指出すんだよ~~!」と私の指は摑まれ、勝手に朱肉の上に乗せられ、書類に押されました。いや~~な気分でした。まるで私が悪いことでもしたような荒い扱いだと思いました。そして健康診断書。エイズテストもさせられました。晴れてドイツに渡れば、いやれ書類の一字間が間違えているとかなんとかと文句を言われ、私は電車で3時間はかかるフランクフルトの日本領事館に行ったり、2時間のミュンヘンの日本領事館に行って書類をパーフェクトにしました。
そしてやっとの思いで揃えた書類を、自分の住む町の市役所に持って行った時のことでした。
市役所の中の外国人登録をする受付に行きました。外国人が沢山いて、皆自分の番を待っていました。私の番が来たら、係りの女性は私の書類をひったくるように取り、それは感じが悪い!その後に彼女が言った言葉を私は聞き逃しませんでした。
当時の私はドイツ語を話すことはほとんど出来ませんでしたが、相手の話すことは理解出来ました。彼女は一言吐き捨てるように言いました。「外人のためなんかに働きたくなんかないのよね~~!!」Mizko……かっち~~~~~~ん!頭でゴングが鳴りました!
私としたら今までのいきさつから、大変な思いをして揃えた書類です。それにこんな時って一日本人としてのプライドが現れてしまう。ニッポンジンとして、異国でこんな扱いをされてここでだまっちゃいられない!という気分になる!私はその女性の背中に英語で「書類返して!」と言い、そして「そんなに外国人のために働くのがいやなら、今すぐこの仕事止めなさい!!」「止めればいいでしょ!」と怒りが思いっきり言葉に出ました。彼女はポカーンと私の顔を見ていましたが、隣りにいた係員がそれは親切に手続きの続きをしてくれました
それにしても日本の区役所で、外国人に対しこんなことを言う職員さんがいるとは考えられないのですが・・・。
滞在許可証収得は海外生活の第一歩で、習慣の違い、言葉の壁、メンタリティーの違いで戸惑ったり、悩んだりするのは、この後です。