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マダムMizkoの海外diary
Mizkoの告白…ある夏の日のamore(アモーレ、恋人)
2010年11月25日
写真:タンザニア、ルアハナショナルパークにて。


今日は朝から良いお天気……。何故だか遠い昔の彼を思い出しました。
私の人生であれだけ情熱的に一目惚れされたことはありません。

え~~~これってMizkoのモテてたっていう自慢話???なんて思わないで最後まで聞いて下さいね。

それはある夏の日でした。その日は当時のボーイフレンドとデート。
そんな時にその『彼』との出会いがありました。

誰が声を掛けても彼は振り向きもせず、不貞腐れた感じで背中を向けていました。
時々振り向いても、「うるさい奴らだな~~~!」っていう表情をしてご機嫌斜め。
私がそばに行った時でした。偶然振り向いた彼は私を見つけると、私に走り寄って来ました。そして私の顔を無言で見ている…。私が「こんにちは」って言うと、彼は黙って私の横に座りました。私もボーイフレンドそっちのけで、彼の横に座りました。
まだ彼はじっと私を見ている…その内私の髪や顔を撫でるのです。何度も何度も黙って撫でていました。時々ほっぺにキスもして、私が彼の方に顔を向けると、やさし~~い目で私を見つめ、また顔や髪を撫でて、私の唇にキスをしました。バッグを開けてハンカチーフを出す仕草も、髪を触る仕草も、私の動作全てを彼は目で追います。ずっと私を見ていて、また髪や顔を撫でてキスをする。その繰り返し。そんな私達の姿にボーイフレンドも呆れ顔!!

そこで告白!このお相手とは…………彼…毛深すぎる!!!
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実は動物園のゴリラなんです!!!
ガラス越しに何度も私の顔や髪を撫でキスをしました。
ゴリラを見ていた大勢の人達もこれを「恋」と感じたようです。

そこにずっといられるわけでもないので、私が「じゃあね」と言って立ち上がると、私を
見つめる瞳が悲しそうでした。私が彼に背を向けると、ガラスを思いっきり叩いて叫んでいる!ずっとずっとガラスを叩いて私を呼んでいる!!!こちらもそれを振り切って去ってしまうのが辛くて、戻ってガラスに近づくと、またカラス越しに私の顔や髪を撫でてキスする。背を向けると、またガラスを叩いて私を呼ぶ…。
それを見ていた皆が声を合わせて、「ゴリラが可哀想…」なんて言っていました。……でもどうすればいいのこの私???
後ろ髪を引かれる思いとはこういう事で、私も本当にこのお別れは辛かったです。
私がメスのゴリラだったら……絶対彼から離れない!!筋肉質の逞しい体に男らしい
顔。でも何より私にとって~~も優しい!その時横にいた人間の彼よりも、情熱的で男らしくて優しかったな~~~!私には忘れられないlove story(?)です。

Mizko,23歳の夏でした。

追伸:実はキリンとも忘れられない思い出があるんです。あ~~牛にモテモテで(?)もみくちゃにされた自慢話もあったっけ~~~~!あ~~そんなの自慢にはなりませんよね!