2011年06月03日
(ミラノ6月2日祝日)
今日は仕事も忘れてゆっくりしようと思い、前回の日記の後はおやすみなさいの予定だったのに~~~!
前回の日記を認めてベットに戻ると、外で誰かが叫んでる!!!
祝日の朝からうるさいな!と思って、出来るだけ無視をして寝ようと思っても、叫び声がうるさくて眠れない!!!
「もう~うるさいな~~!何事よ~~?」と思った瞬間。「あれ~~、今日木曜日じゃないの!」
そこでやっと気付きました。我が家の横の道でメルカート(市)が出る日で、日本語で言えば、「いらっしゃい!いっらしゃい!安いよ~~!」みたいな事を叫んでいたのです。
「そうだ!お野菜買わなきゃ!!」と飛び起きて、お買い物にいざ出発。
流石に祝日。いつもに増しての人込みで、中々前に歩けないほどです。
ひったくりやすりに遭わないようにバッグに気を付けて、歩きタバコの火に気を付けて、脚元で時にゴソゴソしている誰かの犬を蹴飛ばさないように気を付けて、人込みに紛れ込んての「お金ちょ~~だ~い!」のたかりやに気を付けて…沢山のことに気を付けなければならず、Mizko、いつもの戦闘体制に入ります。
やっとのことで辿り着いたのに、いつもの八百屋さんが出ていない!!
沢山のお店がある中で、このお店は他より値段は高いのですが、質も良く、何よりちょろまかさない!表現が悪いですが、このちょろまかしのお店が多いのです。
買って帰り、袋を開けたら、下の方は傷んでる。アスパラガスの根元の紙を剥がしたら、根元が全部折れている…そんな苦い経験を沢山積んで、悔しい思いも沢山して、メルカートでしっかり買い物をする知恵も養い、信頼出来るお店も自分で見つけました。もうMizko…ちょろまかされない!
だからお買い物は戦闘モードで強気で行きます。相手も人を見ますから。
まるでアフリカのサバンナでの動物達のハンティングみたいです。隙のあるもの、弱いものが狙われる!
袋に入れるのはしっかり見ていて、ちょっとしたスキに傷んでいる物を袋に入れるような時には、「ヘイ!ちょっと待った!!こんなの要らない!」
それでも、順番に袋に入れているんだからとか、うんちく言うものなら、「じゃあ、もう買わない!」とあっさり切り捨る。ここでは黙っていたら損ばかり。
昔映画のセリフにあった、「なめたらいかんぜよ~」というオーラが大事!私の場合はこの文の前に一言あります。それは「日本人」という言葉です。
これは、私とここでお買い物をした日本の友人の皆さん誰もが実感したことでしょう。
そして、逆に弱気の時にはお買い物はしません。
お客さまはここでは神様ではないですから。それにお店の信用がどうだのこうだのも関係なく、傷んだのを買わされたら、ぼんやりしていた自分のせいですから。
イタリアだけではなく、日本から一歩外に出たら、お客様は神様だということは忘れましょう。
本命の八百屋さんがいなければ、では二番手へ。
ここは質は本命とは落差がありますが、一番家から近く、ちょろまかしはしません。
そこでトマト、アスパラガス(細いですが)、メロンをゲット。
合計10ユーロのお買い物。
もう休日気分も眠気も吹っ飛びました。