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マダムMizkoの海外diary
さようなら……私の愛するお店
2012年02月21日

(ミラノ2月21日 晴れ)

Readerの皆さん、おはようございます!
ミラノでは只今午前8時半。日本時間より8時間遅れです。

今回はミラノのお話ではありませんが、お付き合い下さいませ。

この日記のReaderの皆さんはもうご存知だと思いますが、私は大のランジェリーコレクターです。ランジェリーが大好き!
世界の街を歩いて、必ず寄るのがランジェリーショップ。
国によるサイズの違い、根本的な使用目的の違いのあるブラジャーは特に面白く、コレクションには世界中のランジェリーやナイティがあります。身に着けるより観賞用も沢山あります。

『女として生まれたからには、絶対にランジェリーに気を抜くな!!!
男性に会う時だけ勝負下着を身に着けて、後は下着選びに手を抜くなんて許せない!
ランジェリーを衣服の下に着るだけの下着と思うな!
女ならいつでもどこでも男性のためにだけではなく、自分の女のプライド……自分のためにランジェリーに勝負をかけろ!!!』
と………私はランジェリーに対する意識の低い女友達には大変厳しい!
一緒に出掛けて、突然「下着どんなの?見せて!」なんて言う事も多い。
そこで「今日はだめ〜〜!大した下着着てないから〜〜〜!昨日は可愛かったんだけど〜〜!」
なんていう答えが返ってきようものなら、容赦しない!!!
「何で私とのお出かけにボロな下着で来るのよ〜〜!」
と言ってから、上記した言葉をぶつける!

前に私の家に泊まった可愛いお嬢さんの洗濯してお風呂場に干されたブラジャーを見て、Mizko、激怒!!!
「女のくせになんでこんなにしょぼいブラしてんのよ〜〜〜!お願いだからそんなの私に見せないでよ〜〜!」と言って、だんだん私の方が情けなくて泣きそうになって、買い置きの私のブラを頼んでまでも着せました。その位もう我慢が出来ない!

私は沢山のコレクションのランジェリーを個別の箱に入れてあります。
友人:「何でタンスに入れないの?」
私: 「緊急時に持って逃げられるように!」
そのくらいランジェリーは私には大事です。

日本のランジェリーのクオリティーも確かに今は素晴らしいです。
しかし多くが色や模様がたまらなく幼稚!
ヨーロッパの色とはかなり相違があります。

そんな中でもお気に入りのランジェリーブランドを扱うお店が青山にありました。
(写真)
過去形になるのは、残念ながら昨日で閉店したからです。
立地条件も商品も素晴らしいのに、閉店をしなければならなかったのは、今の日本経済の厳しさからでしょう。
私にとってこのお店の良さは、3人のスタッフが私に似合う似合わないをはっきり
言ってくれることでした。
私がブラを試着すると、3人にお披露目。
私と3人の意見が一致した所で購入となります。
大体試着室のカーテンを開けた途端、店長が腕を組み始めたり、3人の内1人でもが「う〜〜〜ん」と唸り声を発する時はだめ!
カーテンを開けた途端に3人が「あ〜〜〜」とか「わ〜〜〜」とか言う場合は、購入決定でした。

どれだけの数をこのお店で購入したか分かりません。

そんな愛するお店が無くなりました。さみしい………
しかし私は女を生きる限り、ステキなランジェリーを求めることは諦めません。

最後に青山のクレールの皆さんへ
本当に長い間お世話になりました。
あなた達は私のランジェリースタイリストでした。
これからステキな商品に出合っても、あなた達のようなアドバイザーに出会えるかが不安です。
沢山のランジェリーの美しさとそれを一緒に選ぶ楽しさを心から満喫させて頂きました。
本当に本当に有り難うございました。