マダムMizkoの海外diary

画像: 祭りのあとで……

祭りのあとで……

2010年06月29日

写真:Mr.&Mrs.Sさんへ…きれいなお花を有難うございました。

バースデーを終え、また新たの年のスタート…。

6月17日から始まった、バースデー祝いを含めた友人達との集まりも今落ち着いたところです。
今年は特に、なが~~いお祭りだったような気がします。
皆さん本当に有難うございます!

こうした楽しい時間を過ごしていると、もうこのままずっと日本にいようかなんて思ってしまいます。
昔みたいに日本に戻ってくるのが、1年~1年半に一回ではなく、ほんの暫しの別れで
あっても、矢張り寂しい…。
それに日本にいると当然ながら安心感もある……(日本経済の先行きには不安はあるけれど)。
日本にずっといようと思えば出来ないこともないし、ミラノは旅行で行くなら素晴らしいけれど、決して生活は楽ではない……。ミラノだけではなく、海外での生活はそうそう楽ではない。

じゃあ何故?それがMizkoらしさなんだと思います。
海外生活云々という事ではなく、私は安定して慣れ切った生活の中で見つかる安らぎより、それによって見失ってしまうものが怖い…。

安定=安らぎ…これは私も望みますが、その後に続く、安定=安らぎ=居心地の良さ=楽…。
楽を得て失うものって沢山あるように思う。
そして得られる物(と者)が当たり前だと思う気持ちになりたくない。

日本を離れるから、日本が恋しくなるし、限られた日本での時間を大切にも出来ます。
いくらミラノで和食が食べられると言っても、本場日本の懐石料理を目の前にすると、一つ一つの器の美しさに感動し、季節感溢れる盛り付けと、その繊細な味に感動します。
先日京都で見た雨に濡れる新緑の庭園は、日本ならではの風景で美しかったです。
外で暮らすからこそ、日本での感動が大きい。

人間関係も同じ事……。いつでも近くにいて会えるとなると、「じゃあ今度」と言って結構会わぬもの。
海を隔てて離れる分、会った時が新鮮で、一緒の時間が貴重になります。
そして暫しの別れすら、惜しくなる。
会えることが当たり前になってしまうと、一緒の時間も時を経て色あせる……。
それに海を数カ月越えただけで疎遠になる関係なら、もともと縁がなかったんだと思う…。

会えない時間がスパイスになり、会いたい分だけ心が燃えて、再会に心ときめかせ、会えた時には、その一緒の時間が輝く……会えない時間は自分磨きの時間と思い、冒頭のような心は切り捨て、私は毎回成田を飛び立ちます。

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