マダムMizkoの海外diary
Mizkoはスカラ座のマダムバタフライ???
2010年08月16日
写真:窓ガラス割られています、 いや~お気の毒に!特に今は人口がぐっと少ないので、ここでの生活は油断禁物です!
ここ数日のミラノは大雨に時々雷が鳴り、寒くてイタリアらしくない夏です。
昨夜は日本食を食べに行きました。
寒くてたまらないので、先ずは熱燗。カウンターの私のお隣でも、日本人男性が熱燗を飲んでいらしゃいました。
久しぶりの日本語を板さんと話し、そのお隣の方はこちらに長く住んでいらっしゃるとこのこと。
その方に「音楽をやられている方ですか?」と訊かれました。
実はイタリアではこの質問をよくされます。
その後が続く……(ここで、私がカラオケで騒いでいるのを知っているお友達の皆様は笑わないように!!)
それも必ず「オペラの方?」と訊かれる!!!これ本当なんです!
もう何度もそう訊かれました。その中でも取って置きの経験をお話しますね。
何年か前ミラノ、スカラ座近くの本屋さんで、キャッシャーで支払いをしようと声を出した瞬間、間髪入れずに日本人の老紳士が「オペラの方でしょ?!そうあなたオペラの方だあ!!」と自信ありげに私に言いました。
突然の出来事に戸惑う私は言葉もなく、「はあ~??」という顔をしていたら、その方は続けて「そうだ!!そうだ!あなたオペラの方だ!!」……益々断定している。それ以上断定されても困るので、「いえいえ私はカラオケをたしなむくらいです!」とやっと言いました。
「えっ~~オペラの方じゃない??本当ですか?てっきりオペラの方かと思った!それは残念だ!是非あなた、オペラをおやんなさいよ!あなたがオペラをやったらいいわぁ!」
(おやんなさいよって言われてもぉ~~)
パリ在住でミラノ、スカラ座にオペラを観にいらっしゃったというその老紳士……そんな風に私を見る人もいるものなのかしらと驚いた翌日の路上マーケット………
イタリア人の女性が大きな声で、私の顔を覗き込みながら「あなたオペラの人よね!スカラ座に出ているマダムバタフライよね!!」と自信ありげに満面な笑顔で私に言いました。今回は即座に「違います!」ときっぱり答えたのにも拘らず、「そうよ、マダムバタフライよ!」と私の否定も完全無視。その上周囲にまで「彼女、スカラ座のマダムバタフライよ!」と言いふらす。
私の周りにはどんどんマダムMizkoバタフライを見に人が集まって来ました。否定を続けると「恥ずかしがらないで!!」なんて私に言う。
ただでさえもイタリア人の会話に言葉を挟むのは困難なことなのに、自信満々の彼女はもうどうにもとまらない!その上皆が歌って歌ってと言う!!多くのイタリア人に囲まれた私はもう完全にヤケ!!有名な一節「あ~る晴れたア~日♪♪♪」と日本語で歌い出し、「ほら、オペラの声じゃないでしょ??!それにイタリア語で歌えません!!」と怒って言いました。それでやっと皆さんに納得して退散して頂きました。
この話をしたらイタリア人の友達に爆笑されましたが、多くのイタリア人に一人下手なイタリア語で対抗する私の身にもなってぇ~~!他の解決法がとっさに思い浮かびませんでした。
蝶々夫人は私も好きなオペラの一つですが、それにしても他国では不思議なことが起きるものです。それも連日…。
オペラの国イタリアだから? 真冬の白昼夢?それとも古い石畳のマジックでしょうか……?
ここ数日のミラノは大雨に時々雷が鳴り、寒くてイタリアらしくない夏です。
昨夜は日本食を食べに行きました。
寒くてたまらないので、先ずは熱燗。カウンターの私のお隣でも、日本人男性が熱燗を飲んでいらしゃいました。
久しぶりの日本語を板さんと話し、そのお隣の方はこちらに長く住んでいらっしゃるとこのこと。
その方に「音楽をやられている方ですか?」と訊かれました。
実はイタリアではこの質問をよくされます。
その後が続く……(ここで、私がカラオケで騒いでいるのを知っているお友達の皆様は笑わないように!!)
それも必ず「オペラの方?」と訊かれる!!!これ本当なんです!
もう何度もそう訊かれました。その中でも取って置きの経験をお話しますね。
何年か前ミラノ、スカラ座近くの本屋さんで、キャッシャーで支払いをしようと声を出した瞬間、間髪入れずに日本人の老紳士が「オペラの方でしょ?!そうあなたオペラの方だあ!!」と自信ありげに私に言いました。
突然の出来事に戸惑う私は言葉もなく、「はあ~??」という顔をしていたら、その方は続けて「そうだ!!そうだ!あなたオペラの方だ!!」……益々断定している。それ以上断定されても困るので、「いえいえ私はカラオケをたしなむくらいです!」とやっと言いました。
「えっ~~オペラの方じゃない??本当ですか?てっきりオペラの方かと思った!それは残念だ!是非あなた、オペラをおやんなさいよ!あなたがオペラをやったらいいわぁ!」
(おやんなさいよって言われてもぉ~~)
パリ在住でミラノ、スカラ座にオペラを観にいらっしゃったというその老紳士……そんな風に私を見る人もいるものなのかしらと驚いた翌日の路上マーケット………
イタリア人の女性が大きな声で、私の顔を覗き込みながら「あなたオペラの人よね!スカラ座に出ているマダムバタフライよね!!」と自信ありげに満面な笑顔で私に言いました。今回は即座に「違います!」ときっぱり答えたのにも拘らず、「そうよ、マダムバタフライよ!」と私の否定も完全無視。その上周囲にまで「彼女、スカラ座のマダムバタフライよ!」と言いふらす。
私の周りにはどんどんマダムMizkoバタフライを見に人が集まって来ました。否定を続けると「恥ずかしがらないで!!」なんて私に言う。
ただでさえもイタリア人の会話に言葉を挟むのは困難なことなのに、自信満々の彼女はもうどうにもとまらない!その上皆が歌って歌ってと言う!!多くのイタリア人に囲まれた私はもう完全にヤケ!!有名な一節「あ~る晴れたア~日♪♪♪」と日本語で歌い出し、「ほら、オペラの声じゃないでしょ??!それにイタリア語で歌えません!!」と怒って言いました。それでやっと皆さんに納得して退散して頂きました。
この話をしたらイタリア人の友達に爆笑されましたが、多くのイタリア人に一人下手なイタリア語で対抗する私の身にもなってぇ~~!他の解決法がとっさに思い浮かびませんでした。
蝶々夫人は私も好きなオペラの一つですが、それにしても他国では不思議なことが起きるものです。それも連日…。
オペラの国イタリアだから? 真冬の白昼夢?それとも古い石畳のマジックでしょうか……?