ミラノ在住のマダムMizkoが世界の街を歩きに歩いて見つけた
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マダムMizkoの海外diary
マダムMizkoの海外diary:314
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2010年10月17日
写真:自宅で映画鑑賞する時こそ、お供がスナック菓子じゃつまらない。
手掴みで食べらる物に、矢張り映画に合わせたアルコールは用意したい。映画鑑賞に添える食べ物は毎回変わっても、変わらないお供は辞書。ストーリーを楽しむと同時に一つでもボキャブラリーは増やしたい。時間は無駄にせず、一石二鳥を狙いたい!

今日のミラノは冷たい雨が降っていてさむ~~~い。もう少しすると霧が出る日が多くなります。
こんな休日は自宅で映画鑑賞がびったり。何しろMizkoは小さい頃から映画が大スキ!

今や映画はただストーリーを楽しむだけではなく、私の場合はDVDは酷使して色々な事に役立てます。
一番の使用方法は語学学習ですが、その他にも国内外の旅の情報源として、そして映画の中のお料理のアイディアも頂きます。
今回の映画鑑賞のお供としたのも、最近ミラノのテレビで見たソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ主演の「I girasoli (ひまわり)」の映画の中でヒントを得たオムレツにワイン。もうこの映画は数え切れないほど見ていますが、イタリア語では初めて見ました。そこで二人が沢山の玉子を使って焼き上げたオムレツでワインを飲んでいたシーンで、「そうだそうしよう!」と思いました。具沢山のスパニッシュオムレツは作りますが、オムレツとワインだけということはありませんでした。でもそれが美味しそう!
その上に・・・チョイ悪オヤジで日本で有名なジローラモさんの奥様の料理本のレシピのオムレツは、良く炒めた玉ねぎだけを入れたもの。試してみたらとっても美味しい!ワインにぴったり。今回は映画鑑賞のお供として、手掴みで食べられる厚さと、具の量を考えて、前日の添え物としてのPancetta(豚のバラ肉)とさやいんげんとチリを炒めた物が残っていたので、玉ねぎに加えてオムレツに(写真)。焼き具合は、外は焦げ目をつけてカリッと、中はジューシーにが鉄則。パサパサのオムレツはダメ!ワインは、プーリアのトラッテリアで飲んで美味しかった赤ワインを買って来たので、それを開けました。

そして今日映画鑑賞に選んだ映画は、またまた「ゴッドファーザー」パート1から3まで。パレルモの旅の前にも見ましたが、それは『予習』としてで、今回は『復習』としてです。『復讐』じゃないですよ~~~!
パート3のDVDと一緒に「マフィア用語の解説集」がイタリア語で付いていました。映画は何度見ても、新たな発見があるもの。最近ロバート・デニーロがイタリア語を話す時の表情や仕草が、アル・パチーノよりずっとイタリア的だと思いました。イタリア人は口だけではなく、体全体を動かし会話をします。私も「Per favore! (お願いします)」は上手になりました。両手を合掌させ、それを前後に動かします。何でも『お願い』しないとやってもらえない生活から身に付きました(泣)。

さあそろそろドン・コルネオーレとの再会の時間となりました。
「Make him an offer he can't refuse!」…そんなオファーされないように注意しましょうね!

2010年10月17日
写真:パレルモの下着やさんのデイスプレイ。こんな下着をデザインするのも、ディスプレーするのもイタリアらしい!またそれを写真撮るのはMizkoらしい?!こんなショットは、旅のガイドブックには絶対載ってはいないので、是非(?)ご紹介させて頂きたく思いました。


蝉の声を聞き半袖で過ごしていたパレルモから帰ってみると、ミラノはすっかり秋になっていました。東京より一足早く夏が来て、一足早く紅葉も始まっています。
夏には夜10時頃まで明るかったのも、今では7時頃には暗くなり、また朝7時になってもまだ暗い。
しかし今頃は「ミラネーゼ全員集合」と言った感じで、どこもミラネーゼ達で溢れていて活気があります。
ご旅行で夏にいらしても、ミラネーゼ達はお留守です。

それにしても流石にファッションの町ミラノ!!!秋冬物が出揃った今、ミラネーゼ達のお買い物意欲はすごいです。服にバックにアクセサリーに靴…。目を輝かして品選び。経済不況と言ってもお洒落は諦めない!高価な物を買わなくても、賢く沢山お買い物しています。どこのお店も人、人、人……。
私も売り切れない前に、来週は自分のお洒落の買出しに行って来ます。旅行をしていてちょっと出遅れました。(サイズや色が直ぐに売り切れてしまうんです。)
それで日本の冬もお洒落をして、心はホットに過ごしたい!!
2010年10月15日
写真:パレルモの空港で見つけました。色々な言語に訳されていたので日本語版を買いました。誰もがしたくなるマフィアへの質問の回答が書かれていて興味深いです。こんな本が売られているなんてビックリ!


『広くて騒々しい町、パレルモは誰もが好きになれる町ではない。混み合う往来、貧困、壮麗なバロック建築の朽ちかけた姿は、臆病な人にはむかない。だがイタリアで最も活気のある、いかにもイタリアらしい雰囲気の町で、アラブ人のバザール、にぎわう港、いかがわしい酒場などが過去と現在との対照を見せている。』………とナショナルジオグラフィックのガイドブックに記されていますが、正にその通りの町だと思います。

旅を重ねていれば、素晴らしい教会や美しいお城も数多く見ていますが、その歴史的背景から、異文化が融合して今に残る他に見ない建築物、絵画、お料理の素晴らしさ…すっかりシチリアに心を奪われてしまったMizkoです。そして貧しかろうか崩れそうなアパートメントに暮らそうが、その中で今をエネルギッシュに生きる人々の姿に惹かれました。
皆本当にいい顔をしていました。お肉やのお父さんも、魚焼きのおじさんも、魚屋のお兄さんも、酒屋のお父さんも、オヤジ酒場のおじいさんも、パン屋のおばさんも、ブテイックのお姉さんも、バーテンのお兄さんも、カフェのお嬢さんも子供達もみ~~んな生き生きした顔をしていました。そんな彼らに「元気パワー」をもらった旅でした。そして幸せや生きる価値観を再度考えさせられた旅でした。


そして今私はどこでしょう??
Don Mizko Corleoneになっちゃった???い~~え!!なっていません!!
(きっぱり!)ちゃんとミラノに戻って来ました。

ところで映画「ゴッドファーザー」の英語名は「The Godfather」ですが、イタリア語では
「il Padrino」です。
2010年10月13日


写真:リコッタチーズを使ったシチリア名物のスィーツ、カンノーロ。


カンノーロを初めて知ったのは、映画『ゴッドファーザー』パート3で、アル・パチーノの妹がマッシモ劇場で、このカンノーロに毒を盛り殺人を果たすシーンです。
実際はとても美味しいんですよ。カフェには必ずあり、お店によって一口サイズもあるので、その時のお腹の都合で選ぶと良いでしょう。写真は一般サイズより少し小さめ。注文してからチーズを詰めるお店もあります。
一口サイズでなければ、お食事の後のデザートとしてはヘビー過ぎるので、観光やお買物の途中ちょっとお腹が空いた時にオススメです。ミラノでも置いてあるカフェはありますが、私はシチリアで食べた方が、リコッタチーズがフレッシュで美味しく感じました。
ミラノのスフォルツァ城に行く途中の道 via Dante の左手に時々お店が出ています。そこでは、カンノーロ、アランチーノ、そしてシチリアのスィーツが売られています。
カンノーリ、アランチーニと呼ぶ事がありますが、それぞれの単語の複数形です。





2010年10月12日
写真:シチリア名物『アランチーノ』
中にミートソースが入ったサフランのライスボールを揚げたもの。
レストランの多くは午後3時頃に一度閉まり夜まで開かないので、観光やショッピングに夢中になりランチを食べ損ねた時には、カフェやバールで売っているのでオススメ!自分なりの味付けで、東京でも作ってみたい一品です。

イタリアは食文化が大変豊かな国ですが、今回シチリア島では、またまたその食文化に驚かされました。美味しそうなものの誘惑が多くて困ります。
しかしいつもの通り連日かなりの距離を歩き続けているので、体重増加は辛うじて免れています。

前回の写真の回答は…アイスクリームサンドです。こちら独特の食べ方だそうです。
2010年10月12日
写真:本日のMizkoのランチです。
何だかお分かりになりますか?

今日のパレルモのお天気は晴れたり曇ったり、そして一時雨。晴れると日差しが強く、蝉が一斉に鳴き出す。
(写真)不思議な食物ですが、暑い日にはなかなかいいアイディアかもしれません。

今回はスペシャルな商品を見つけるのが大変でしたが、見付けましたよ!
Made in Siciliaは当然ながら、パレルモ製のユニークなアクセサリーです。お楽しみに!
2010年10月11日
写真:よくよく観察していたら、それぞれのバルコニーにバケツがあり、紐がついている…何のため?
バケツを階下に下げて、下の人がバケツに物を入れ、上の人が紐を引き上げるという物のやり取りのシステム。古い映画のシーンでも見たことがある…生活の知恵なのでしょう。

このアパートメントの下は広場になっていて、そこには小さい市場があり一通りの物が買えます。そこで見つけた魚焼き(?)のおじさん。
美味しそうなお魚を炭火で焼いている。
眺めていたら、「あっちの魚屋で食べたい魚、買っておいで!ここで焼いて上げるから。」と私に言いました。言われたお魚やさんで、大きな鯖を見つけたので買ってみたら、1ユーロ50セント。それを魚焼きのおじさんに持って行ったら、テーブルにパンも用意されていて、「飲むものはあっちの酒屋で買っておいで」と言うので、今度は酒屋さんへ。ビールもワインも沢山種類があり、その中からシチリアの赤ワインを選ぶと、酒屋のおじさんが「これはいいワインだから高いよ」と言うので、いやぁ~持っている現金で足りるかな…と不安に思ったらたったの4ユーロでした。
ワインを持って魚焼きのおじさんの所へ戻ると、こんがり焼けた鯖がテーブルに運ばれました。美味しい!周りは地元の人ばかり。皆好きなお魚を買ってきて焼いてもらい、持って帰る人、そこで食べる人がいます。お肉は魚焼きのおじさん自身が近くのお肉やさんから買ってきて、注文すると焼いてくれました。牛肉も美味しい!一人10ユーロちょっとでお魚もお肉もワインも美味しく頂き、その上に隣に座っていたおやじ集団の一人がパテシエとのことで、シチリア名物のリコッタチーズを使った『カッサータ』というケーキをお裾分けしてくれました。観光地よりローカルな所の方が、人々の生活に触れられて楽しい!こうした楽しみがあるからこそ、語学の勉強は止められない!
その後は、そこを通る度に皆が「チャオ!」「チャオ!」と声を掛けて来て、すっかりパレルモでローカル化している???Mizkoです。
2010年10月11日
写真:パレルモ、マッシモ劇場

マッシモ劇場の入り口の階段で、映画『ゴッドファーザー』パート3で、アル・パチーノの代わりに娘が射殺されてしまったシーンが撮影されました。
この近くのトラッテリアで、シチリアで有名なウニのパスタを食べました。美味!
しかしシチリア人の胃はどうなっているのでしょう?どんなに頑張っても彼らと同じ量は食べられず、前菜のパスタでギブアップ!
前菜のパスタの量が、ミラノの三倍くらいある!
皆さんのボディのボリュームから拝見し、皆さん沢山召し上がるようです。
小学生位の女の子のおっぱいもお尻もボリュームがあり過ぎて、ミニチュアのおばちゃんみたいだぁ~~~!(失礼!でもホント!!)
2010年10月09日
写真:ミラノの青空マーケットとは環境が大違い。車両通行止めではなく、狭い道をバイクも三輪自動車も引っきりなしに通るマーケット。


私も決して柔な方ではないと思いますが、ここではMizkoのフルパワーでも足りない…。いやいやエネルギーが必要な町です。
ガイドブックにも、昼間でも人気のない所を歩くのは避けましょう…なんて書いてありますが、Mizkoをどんな時でも絶対に守ってくれるようなタフガイが3人位いるならば歩けるかなと思うような朽ちた裏路地…。写真を撮りたくても、日光さえも遮られ薄暗い。

旅は観光地だけを回るのではなく、地元の人達の生活に触れる……それが旅の醍醐味だと思っているので、私はどこへ行っても、どこまでもローカルに…を試みます。

でもリスクがない程度に。


2010年10月08日
写真:カテドラーレ(教会)

先ずこの地名を言って思い出すのは、映画じゃないでしょうか。パート3まであり、私も数え切れないほど見ました。それにその音楽も大変有名です。
ドン、コルネオーレ…をマーロン・ブランドが演じました。
もうお分りですね。回答は…長い間の私の憧れの地、そしてイタリア人の多くが素晴らしいと称賛するシチリア島です。そのパレルモにいます。この旅の直前にも映画『ゴッドファーザー』を全て見たせいか、空港に着いて目にする黒目黒髪の男性が皆アル・パチーノに見えたり、子供のいたずらの爆竹音には、ピストルの音かとビクッとしてしまいましたが、映画の見過ぎのようです。

お隣はもうアフリカ、チュニジアです。
まだまだ暑く、Mizkoの夏は終わりません。

Yちゃんへ、今回は正解でしたね。歩き回るには本当にエネルギーが必要な町です。何しろバイクも多くて、彼らは信号赤でも止まらない。一時もボヤっと出来ない町です。
『お客さまは神様』に加え、『歩行者優先』…なんて忘れなきゃ!
2010年10月07日
写真:鰯のソースで和えたパスタです。今まで食べたことがない味でしたが、鰯の臭みも全くなく、とっても美味しかったです。

さあ今私はどこにいるでしょう?
ヒントは…このお料理が有名で、ドイツの文豪ゲーテをして『世界一美しいイスラムの都市』と言わしめたイタリアの町です。さあ皆さん、お分りになりますでしょうか?

いつもクイズを楽しみにしてくれているYちゃんへ:今回は分かるかな?
前回は『アルベロベッロ』との答えは残念でした。アルベロベッロの町以外にもあの辺りには沢山のトゥルッリがあります。それにしても『サンマルコ村』は難し過ぎましたね。
ごめんなさい。
今回は頑張って下さい。有名な町ですから!
2010年10月05日
写真:色々な国の街に美味しい物がありますが、どんな方にも喜んで頂けるんじゃないかな?と思うのは、ドイツのニュールンベルグの名物、ブラットヴルスト(Bratwurst)。
これでドイツビールやフランケン地方の白ワインは最高です。勿論ポテトサラダは文句なし!


早いもので、日本を発って3ヶ月。
私の留守中にはショップを一時クローズしようかとも思ったのですが、続行していて良かったです。「ミッチョリーナ日記」を通し、皆さんがMizkoの旅に同行して下さっていることを本当に嬉しく思っています。有難うございます。
私の留守中は、スタッフも本業に加えショップを守ってくれています。
そして知人友人に加え、まだお会いしていない方々のサイトへのリピートは、私を励まし、海外で日本人として一人ぼっちの時も頑張って来れました。
今ミラノは午前7時。まだ真っ暗です。
これからまた旅に出ます。
もう一仕事して、自分自身ももうちょっと充電し、フルパワーで日本に帰国したいと思っています。そして苦手な寒い冬もあつ~~く乗り越えます!
新商品もお待たせしていますが、もう暫くMizkoと共にヨーロッパの旅をお付き合い下さいね。宜しくお願いします!

では行って来ます!
2010年10月04日
写真:前回の旅、サンマルコ村にて。この花瓶、実は折りたたみのプラスチックなんです。ストックホルムで見つけました。Mizkoはお花が大好き!お花がない生活は寂しいので、ちょっと長めの旅ならばホテルのお部屋にもお花を飾ります。いつもはホテルのグラスを使っていましたが、この花瓶なら持ち運びが便利なので、私の旅には欠かせない一品になりました。また収納も楽なので、ショップの商品としても帰国後ご紹介しますね。赤い花瓶も素敵ですよ。この時は野原に咲いていたお花を摘みました。

前回からのつづき……。
確かに中国人経営の日本食レストランの中には「これちょっと違うんじゃない???」と思うメニューも沢山あり、ヨーロッパ人に日本食に対してへの誤解を与えてしまう心配もあります。
握りのご飯が多くて、その上にボテッと羊羹のように乗せられた鮭。すし職人の方々が見たら泣けてしまうでしょう。

前回パリでも、日本食レストランが集まる一角も中国人ばっかりで驚きました。
お昼時、中国人経営の二軒のラーメンやさん(店名もメニューも日本語で、本場中国の麺を売るお店ではない)の外には長い行列……日本人のお店はガラガラ……やるせない。

バブルの頃には日本人街として多くの日本人で賑わっていたドイツ、デュッセルドルフも、多くの日本企業が撤退し寂しくなりました。
日本食品店は韓国人がオーナーで、その彼に雇われている日本人が、日本語で「あんたグズねぇ」と怒られていました……またまたやるせない。

中国人経営の日本食レストランが増えるのも仕方がないですが、日本人経営のお店より美味しく、地元の人達にも人気があると言うのもなんだか複雑な気持ちです。

ある日本食レストランの日本人オーナーでさえ、日本人を雇用せず、アジアのホテルの日本食レストランで働いた経験者を雇用しています。
彼らの国より高いお給料を支払っても、日本人より安上がりで済む上に、(彼らにとっては)高いお給料のためによく働くと言う理由でした。

最近、昨年のアカデミード賞のドキュメント映画で受賞した「The Cove」が繰り返しテレビで放映されました。イルカを次々に殺すシーン、イルカの血で真っ赤に染まった海の中に人がいるシーン、浜辺で、死に切れずまだピクピク動いているイルカの上を人が歩いているシーンは見るに耐えません。映画の中では当事者が、日本の文化だの伝統だのと言っていますが、こういう事実を知らない日本人は日本に沢山いると思いますし、特に世界における日本はこれからどうなってしまうんだろう……と思わずにはいられない今、このような「日本の一面」を世界で紹介されるのも、海外に住む身としては辛いところです。
2010年10月03日
写真:プーリア州、アドリア海沿岸のPolignano a Mare(ポリニャーノ ア マーレ)という町です。写真の手前に白く見えるのは、女性が泳いでいます。Mizkoは海がだ~いすきですが、これは私ではありません。


あっという間に家の近くに2軒、もっと観光スポットでは、3軒もまた新たな中国人経営のSushi barがオープンしていました。中にはゴージャスなラウンジになっているお店もありました。
パリのカフェのオーナーのお話では、近くで日本レストランを経営している中国人が「もっと大きなレストランにしたいのでお店を売ってくれないか」と年中言って来ると話していましたし、あちこちの国の町で日本食レストランを見かけると、もうほとんどが中国人経営。
レストラン名も日本語のお店が多いですし、メニューも日本語です。ですから「てんぷらの盛り合わせ」「焼き鳥」「親子どんぶり」…なんて注文が出来るわけです。お店のある国の言葉を先ず覚え、その国のルールに従い経営し、日本食のメニューを覚え、その上「お茶どうぞ」なんて日本語で言われると、大したものだと感心してしまいます。

先月末までファッションウィークのイベントのためにミラノは賑わっていました。日本人の観光客もいつもよりは多く見かけましたが、でも矢張り中国人観光客の数には敵いません。
数年前はアジア人だと思えば日本人でしたし、観光バスが停まる度、ぞろぞろと日本人観光客が降りて来たものでした。
よく行くヨーロッパの町や空港では、今まで目にしていた日本語は中国語に替わり、今までいた日本人の店員さんは中国人と入れ替わり……。
あんなにミラノのプラダやグッチを賑わしてした日本人観光客団体は中国人観光客団体に交代。空港ラウンジに置いてあった日本の新聞は消えて、中国の新聞に…アジア人を見れば日本人だと思って、「ありがとォ」、「さよなら~」と日本語をちょっと知っている外国人が自慢気に言っていたのに、今や彼らは「ニーハォ」「シェイシェイ」と自慢気に言っている…スイスの有名な観光地では、スイスと隣同士の国の言葉、ドイツ語、フランス語、イタリア語に加え、英語と中国語の五ヶ国語がホテルの案内書きに書かれている…そしてホテルの一階も今まで見なかった大きな中華レストランになっている…。

着物を着た日本人形もこけしも和食器も中国製。最近ヨーロッパでも沢山出回っているハローキティのキャラクターグッズですが、キティちゃんが日本のキャラクターとヨーロッパ人は知っているのでしょうか???ほとんどが中国製。

ザルツブルクの中国人経営の日本食レストランのロゴが不二家のペコちゃんでした。

すごいスピードで、ヨーロッパの町での日本の存在が薄くなって来て、日本の食文化すらも中国人に提供されるようになると、本来の日本が消えてしまいそうで、特にこうして日本人一人でいると心細くなります。これから日本はどうなってしまうのでしょうか???
2010年09月30日
写真:Mizkoの一番好きなパスタはspaghetti alle cozze e vongole(ムール貝とあさりのスパゲッティ )です。
プーリアの旅では何回か食べましたが、アドリア海沿いの町(Monopoli)の海辺のレストランで食べたこの写真のが一番美味しかったです。
忘れられない味でもう一度行きました。
ソースにはbianco(白)とrosso(赤)がありますが、何と言っても貝の味が染み出たソースで食べるbiancoが好きです(rossoと言うとトマトソースです)。それに挽きたてのブラックペッパーをたっぶりかけたら最高!!
太陽サンサンと照る日のランチであれば、冷えた白ワインよりスプマンテで食べたい。
表参道価格の一杯分と同じ値段で、ここではボトルで飲めるのがうれしい……。
こうお話していたら、また食べたくなっちゃいましたア~~~!

海沿いの素晴らしい風景と素敵なレストラン、美味しくてそして安ければ、心豊かな気持ちになります。

ミラノでの生活でも、特別豪華なレストランに行かなければ、東京よりもお財布に優しい価格で美味しい物を食べられますが、今回の旅は、お財布にはぐっと優しいお値段でした。
ピッザリアに行けば、大きなピッザが3~4ユーロとありがた~~いお値段。
バールでは、10ユーロでそんなにお酒が弱くはないMizkoも軽く酔ってしまうほど……。

プーリア万歳!!日本産のズッキーニ1本が300円もする青山価格に腹が立つ!!!
2010年09月27日
写真:マリアのマンマの作ったパスタ、カベテッリとインゲン豆。それとココメロ(cocomero)と呼ばれるお野菜としてのメロン(甘くない)。
プーリア地方独特のメロンで、パスタを食べながら、ココメロを手に取り食べる。青空市場でも沢山売っていました。
パスタの合間に食べると、水気があってさっぱりしているので美味しいです。


都会(ミラノ)の生活に戻り、またプライベートでも気の抜けない生活です。
盗られないようにバッグを抱え、お財布は他人に見られないように、買い物ではおつりや質をごまかされないように……。
のんびり、ゆったり、はんなり、ぼんやりは禁止の生活。
ミラノの生活だけではなく、ツアーでもなく、海外の大きな町で女性が一人で行動する時にはある程度の注意と心構えは必要です。
今夜も自宅の窓のシャッターは全部閉めて、窓の鍵を締めました。家にいても油断は禁物。
プライベートもそんな緊張感の連続の日々なので、サンマルコ村のおっとりとした生活は本当に心が休まりました。

人間の出会いは時に本当に不思議。
初めて会ったのに、もう何年も知っているような、ずっと一緒にいたような気がする人がいる。
マリアの家族もそうでした。
何度会っても、目の前に座っていても、日本語で話していても心が通い合わない場合もあるのに……。

イタリア語には英語の「you」に当たる言葉に「Lei 」と「 tu」があります。後者が親しい人に使う「あなた」という意味です。
この使い分けがなかなか難しく、どの位親しくなったら「tu」を使って良いものか……。
どちらを使用するかによって動詞の活用も変わってくるので、同じく二人称単数形が2種類ある言葉、特にお堅いドイツ語ではよく悩みます。その分英語は楽!どんな人にも「you」でOKですから。

マリアの家族とは、「はじめまして」のご挨拶から30分位で「tu」を使う方が自然に思えるほどの人柄のご両親、そしてお兄さん家族でした……と言うより、「はじめまして」という感じが全くしませんでした。

パンもパスタも数々の食後酒もマンマの手作り。ワインもマリアとパパが作ったもの。
親しいさ一杯で、初めてのお宅でも全然遠慮なくお腹一杯ご馳走になりました。
2度目のお夕飯のお誘いの時には、「マンマ~~!パッパ~~!」とすっかり甘え、まるで実家に帰ったようでした。
ミラノに帰る前日、3度目にお邪魔した際には、マンマに「帰っちゃうの本当に残念!ミラノで暮らすのは止めなさい!そしてこっちに引っ越していらっしゃい!」と何度も言われ、お別れの際には再会を約束して、飛び切りのbaci(キス)とabbraccio(抱きしめること。抱擁)をしてもらいました。

素晴らしい人達との出会いに感謝。
その機会を与えてくれたマリアに感謝。
そんな皆さんに心からBaci e abbraccio!
2010年09月24日
写真:サンマルコ村の銀座?手前からバー、スーパーマーケット、郵便局と並んでいる。
閉まっていることが多いのですが、村で一番クールなスポット?!


4年振りに再会したのは、東京で私のイタリア語の先生だったマリアです。
4年前に故郷のここプーリア州に帰ってしまい、それ以来の再会です。
彼女はバリ(インドネシアのBaliじゃなくてイタリアのBariで発音が違います)から南下したロコロトンドに近いサンマルコという村に、こちら独特のとんがり帽子のような屋根をしたトゥルッロ(複数形はトゥルッリ)と呼ばれる家を4軒持っていて、今ではそれをバカンスハウスとして貸す仕事をしています。そしてその一軒、サンマルコ村のまたイアネッラと言うまたまた小さな集落にあるトゥルッロを貸してくれました。
代々受け継がれたトゥルッロは現代のニーズに合わせリフォームされています。現在70歳を過ぎたマリアのお母さんが育った家すらも時を越えバカンスハウスとして生まれ変わっています。ちょっとでも古くなると壊したり捨てたりして新しい物を追う日本ですが、家具一つでも直しながら大切にするヨーロッパの文化に習うべき点が沢山あるように思います。
プーリア州には初めて来ましたが、ガイドブックにも載っていない素晴らしい見所が沢山あり、それに食物が美味しい!人々もミラノ人みたいにツンケンしていなくて、ここに一ヵ月もいたらたくさ~んお友達が出来そう!
すっかりプーリアに魅了されたMizkoです。

マリアのバカンスハウスの情報は…『地球の歩き方、南イタリアとマルタ』の156、157ページにトゥルッリ・コンヴェルティーニで載っています。またURLはwww.travelsouthernitaly.comです。
マリアは日本語も英語も話すので、機会があったら是非いらしてみて下さい。

2010年09月21日
写真:今のMizkoの家です。私は何処にいるでしょうか?

ある人との再会は私の期待を裏切りませんでした。
私を見つけるとこの人は声を上げて私に近寄り、私をぎゅっと抱き締めた!
この人の生まれ育った土地で、素敵なレストランに連れていってもらい、地元の美味しいお料理とワインを味わいながらの語らい…信じていた通り、この人は以前私と過ごした時間を鮮明に覚えていてくれました。とっても嬉しい!今回はまた新たな沢山の思い出が出来そうです。
そして写真のお家…中にはダイニングキッチンと寝室、バスルームが有ります。まだまだここは昼間は暑いですが、家の中は涼しくて快適!
とても静かで、鳥のさえずりと風の音しか聞こえません。こんなに心静かな時間を過ごしたのはいつだったか思い出せないほど久し振り。
でも只今私のPCも携帯も不通。
町に出て、通じた時に私の携帯からこの日記を東京のスタッフに送り、PCからMizkoのHPにアップしてもらうことにします。
2010年09月17日
写真:本日のMizkoのランチ、偵察を兼ね中国人の日本食レストランにて焼肉定食。
これにエスプレッソがついて12ユーロ。
店内も清潔、店員さん親切、とっても美味しい、ボリューム満点…う~~ん日本人の日本食レストランに負けていない……ちょっと複雑な気分。でもこのお店私好きかも。

私は明日ある人に3~4年振りに再会します。
この間私達は年中連絡を取っていた訳ではありませんが、一つだけ私はいつも確かでした。この人は決して私を忘れてはいない……。
私と過ごした時間を忘れてはいない……。
一緒に行った根津神社で見たさつき(つつじ?)に居酒屋ナイト…。一緒に語った色々な話・・・時を越え、距離を越えても忘れてはいない。
この人は明日私の姿を見つけたら、思いっ切り私を抱きしめるでしょう。絶対に!!!
こんなに相手のことが確かに思えるのは幸せなこと。
それはこの人の人柄がそうなのです。
そんな人を私もこの何年間決して忘れはしませんでした。
再会に胸がときめく夜です。

そのお相手は???
お話は再会の後に。

2010年09月16日
最近のMizkoは何か納得が行きません。
気持ちがすっきりしない……。

この夏休みもきっと表参道は中国人観光客で一杯だったことでしょう。

ミラノもニュールンベルグもミュンヘンもパリもザルツブルクも、ストックホルムもどこに行っても同じく、沢山の中国人観光客。
中国経済の強さを感じます。それは理解しています。
しかし最近の日本食の多くは中国人経営者で、中国人の握ったお寿司が当たり前になってきつつある気がします。
中華レストランの多くはお寿司もメニューにありますし、日本食レストランに行ってみたら、
中国人ばかりが働いているレストランはとにかく多いです。
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