2011年08月16日
私にはお気に入りのドイツブランドのアクセサリーがあります。
先日ニュールンベルグに行った際にそのお店に行き唖然!
全てのショーウインドーにはパンダや、中国のお寺、漢字が飾られていて、アクセサリーのデザインも同じく、パンダやお寺や中国語。
ドイツブランドなんですが………。いや~~~それを見たときには言葉を失いましたあ~!
アッと言う間に中国にも支店が増えていました。
ヨーロッパとは長いお付き合いですが、ここ短い期間で、「中国」、「中国人」を見る事が本当に多くなりました。
それもすごい速さで留まることを知らずに増えているので、ただただ驚いてしまうMizkoがいます。
最初は単に中国人観光客が増えたと思っていたのですが、そうではなく、ミラノで商売をする人達です。
また中国人が中華料理店を経営するのではなく、違ったあらゆる職種です。
お店に入ってみれば、ここもあそこもそこも中国人経営。
デパートに入って、中国人の波の中に入ってしまう時には、「ここってイタリア、ミラノよね~~?」と確認したくなります。上海のデパートにいるようです。
そんな時には、とても複雑な気持ちになります。
しかしイタリアで見る多くの中国人の皆さんの勤労意欲には頭が下がります。
暑い日も寒い日も一日も休まずに、イタリア語を身に付けてミラノで働いています。
イタリア人の商人達は一ヶ月も二ヶ月もお店を閉めてヴァカンスに出てしまっているのですが、そんな時に彼らのお店のほとんどが開いていて、それも夜遅くまで営業しています。
ミラノ生活において、私もそんな中国人の人達に大変よくしてもらっています。
「Mizko,これ食べなさい、これ飲みなさい」と年中サービスしてもらって、親しくしてもらっています。ヨーロッパで出会ったアジア人同士、心の繋がりが嬉しいです。
家族を中国に置いてミラノで働いている人が多いので、離れた家族のためにも頑張っているのでしょう。
働き振りから、イタリア経済の低迷と中国経済の成長は容易く納得出来ます。
ただそれは、国民性の違いから、生きる価値感の違いで、イタリア人はお金を貯めることを生きる目的とするより、今生きているこの時この瞬間を思いっきり楽しむ人種だからとも言えるでしょう。
まあたった一度の人生ですから、どう生きるかの舵取りは自分次第。
あなたはどっち?
Mizkoは個人的にはイタリア的発想の人間ですが、こうして中国人のエネルギッシュな働き振りをいつも目にしていると、一日本国民として今の日本を考える時には、とてもノンビリした気分にはなれません!!!
ドゥオモ広場近くの以前Citibankがあった場所は、今では中国の銀行になっています。
窓越しに、スマートにスーツを着こなした中国人バンカー達の姿が見えています。
旅の参考に:
Citibankと言えば……、海外旅行をする人には、日本のCitibankに口座があれば旅先で現地通貨で引き下ろしが出来て便利ですよね。
それが!!!イタリアのCitibankは数年前に撤退してしまい、今ではCitiBankのカードを持っていてもイタリアでは意味がありません。
他の銀行のATMでCiti や Plusと記してあれば、引き下ろしが可能と東京のCitibank の人に聞きましたが、それすらもミラノでは見つかりませんでした。
先日行ったドイツ、ニュールンベルグでもCitiBankは撤退していました。
ドイツの他の都市は分かりませんが、Citibankのキャッシュカードをお持ちで、こちらでお使いになろうと思っていらっしゃる方はご注意下さい。
写真:5月に半年振りに帰ったミラノの我が家のテラスは、枯れ園になってしまっていましたが、花園に戻りつつあります。真っ赤なゼラニュウムが元気に咲いています。
この黒いチュウブにタイマーでセットした時間にお水が流れるようになっています。
これを使用すれば、留守中のお花へのお水やりは心配無し!
ヴァカンスの長いイタリア人達は、皆さんこのシステムを使っていらっしゃるようです。
しかし因みにこれはドイツ製です。